子どもの入院(2回目) 扁桃腺切除の巻

子どもの2回目の入院は、6歳のときの扁桃腺切除です。
 
長男がよく出す高熱は、扁桃腺によるものではないかと、小児科の先生には言われていました。
 
4歳くらいから、中耳炎にかかるようになって、耳鼻科に行き始めたときに、耳鼻科の先生から「扁桃腺が大きいですね。」とも言われていました。
しかも主人は、長男と同じころに扁桃腺を切除しています。
もしかしたら切らないといけないのかなぁと思いつつ、時々長男の口の中をのぞいていました。すると、5歳、6歳と扁桃腺はだんだんと大きくなっていきました。
 
ただ、その頃は高い熱を出す回数はずいぶん減っていたので、切らずにいけるかなとも考えていました。でも、もう一つ気になることがあったのです。
それは、咳払いです。
年長の春くらいから、ときどき咳払いをするようになりました。夏休みを過ぎる頃には、起きている間中、咳払いが続くのです。1分間に2、3回はしていたと思います。本人にきいても無意識のようで治りません。
どんな感じかを、よく聞いてみると「なんかのどが、くっつく感じ」ということでした。
 
耳鼻科で診てもらうと、扁桃腺がかなり大きくなっていて、のどち○ことくっついてしまうらしいのです。それを離そうとして無意識のうちに咳払いを続けているらしいのです。
 
耳鼻科の先生からは、「もし自分の子どもがこんな状態なら、私は切ります。」と言われました。私たち夫婦もいろいろと話し合い、調べたり、考えたりして、切除することに決めました。


入院期間は10日間。個室にしていただいて、昼間は私が、夜は主人が泊まって付き添いを続けました。
手術の前に、いろいろな検査をして、本人にも納得いくように説明しました。
小児病棟ではなかったので、周りは大人の方ばかりでしたが、とても優しくしてもらいました。
 
手術の前日には、麻酔科の医師と看護士さんが来て、手術の過程を紙芝居にして子どもの説明してくれましたし、麻酔の匂いを何の匂いにするか(バニラ、イチゴ、レモンなど)を聞いてくれて、子どもの不安を取り除いてくださいました。
 
手術の日は前日からの絶食と、手術日の朝からの絶食・絶飲でとても不機嫌で、手術前は相当おなかがすいているようでした。
麻酔をかけられて、ストレッチャーに乗せられて運ばれていく姿は思い出しただけでも涙が出るほどかわいそうでした。

手術自体は30分ほどで終わって、朦朧とした意識の状態で、口の周りはけっこう血だらけで、出てきました。私としては、麻酔から醒めないんじゃないかということが心配だったので、朦朧としながらも意識がもどりつつあったのでひとまず安心しました。
 
切除した両方の扁桃腺を見せてもらいましたが、思っていたよりとても大きかったような気がします。直径2、3センチはあったと思います。
 
手術のあった日は麻酔が醒めると、かなり痛がって、かわいそうでした。唾液を飲み込めず、ティッシュでふきとるような感じでした。
夜は主人が付き添いましたが、夜中に、無意識のうちに咳をしたらしく、ひどい出血があったそうです。 翌日は、微熱が続き、寝たりおきたりとしんどそうでした。
 
翌々日くらいから、痛みはありながらも空腹にがまんできないようで、飲み物だけは飲めるようになりました。その夜からはプリンやゼリーも口にするようになりました。
 
その後は、病院食では重湯でしたが、おなかがすいてたまらないようで、勝手におかゆやプリンなどをたべて、どんどん回復していきました。傷のほうも日に日によくなっていきました。(医師の診察は毎日ありました。)
 
お風呂にも入れるようになって、8日目くらいからは普通食に戻り、その後退屈し始めた頃に退院となりました。
 
個室だったので、お見舞いに来てもらっても気兼ねなくくつろげましたし、とてもよかったです。
 
入院費は、全部で13万くらいでしたが、私の住んでいる自治体では、小学校入学前まで入院は無料となるので、食費や付き添いのベッド代など実際に支払ったのは3万円くらいだったと思います。
 
扁桃腺を切除したあと、長男の咳払いは止まり、高い熱もほとんど出なくなりました。
 
次男も扁桃腺が大きいといわれていますが、どうなることやら・・・

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